3月13日に開かれたFOMCの議事録公表が明らかになり
米国市場は目先の利益を確定する動きとなりました。
その内容は、経済が減速しなければ追加金融緩和の必要はないという見解。
これは当たり前の話であり、逆にいえば減速を示す指標が出れば
金融緩和をするということですから、株の押し目は基本的に買いという目線が正しい!
昨晩のNY市場は、2月の製造業受注の結果が予想を下回ったこともあり
NYダウは65ドル安の1万3199ドルと4日ぶりの反落となりました。
一方、米国が追加の金融緩和策をとるとの観測が後退したため、
債券市場では米国債利回りが上昇、為替市場では日米金利差の拡大を受けた
ドル買い・円売りが加速し、現在1ドルは82円75銭どころで取引されています。
私の示す81円70銭を瞬間割り込んだものの、イレギュラー的な動きとなり
すぐに戻しているので、為替の流れ(円安方向)に変化はない!
FXをされている方で、81円70銭を買えた方はおめでとうでした☆
さて、昨日の東京株式市場は円高進行を懸念して軟調でしたが、
今朝の円高一服を受けて主力株への買いが見込まれます。
ただ、83円台へと向かうような円安にでもならない限り、
買い手掛かり材料に乏しいため上値も重いと考えています。
本日は上海・台湾・香港の株式市場は休場であることや、
今晩米国では、3月ADP雇用調査や3月ISM非製造業景況指数の発表を
控えているため、売り買いともに様子見ムードが広がることが予想されます。
日経指数の解析は、先週から申し上げておりますように10200円を抜くまでは
基本的に重要変化日まで調整周期にいると見ていて下さい。
(重要変化日前の調整は逆に好感できます)
外資系注文は2営業日連続の買い越しとなっております。
本日の日経先物の注目ポイントは、上 10110円。下 10010円。
・10020円があれば買い狙い。
10020円 ⇒ 10050円 30円幅買い狙い。
・10100円があれば売り狙い。
10100円 ⇒ 10070円 30円幅売り狙い。
米国の追加金融緩和観測の後退で、NYダウは安かった一方、
ドルが買われ円安方向に動いていたため、東京市場は強弱感が対立し
前日終値を挟み小動きのスタートになりました。
輸出関連の中でも自動車株は確りで、電機株は冴えず、内需関連でも食料品は買われ、
倉庫、医薬品は売られるというように、同じセクター内でもまちまちの動きでした。
また、日経平均への寄与度の高いファーストリテイリングは、3月の既存店売上高が
大震災のあった去年に比べ回復が鈍いと朝方から売られたため、指数の重石になりました。
指数の戻りの重さを嫌気して、10時ごろよりは利益確定の売りが優勢になりました。
じり安しつつ日経平均が大台の1万円を割り込むと、225先物に大口の売りが連発し
ここから一気に100円超の下げに見舞われました。
特段の悪材料が出たわけではないため、『1万円割れのタイミングで売る』という
心理プログラムが作動したとみられ、個別銘柄にも手仕舞い売りを誘う結果になっています。
日経平均は9886円安値を付けた後、幾分下げ渋っていますが
3月限先物SQ値9946円を下回っています。
普通に考えれば調整入りと見るのが妥当です!
周期的にもこの調整は大歓迎☆
最重要変化日までゆっくりと安いところを仕込んでいきましょう!
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