週末の海外市場は、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が
フランスを含む欧州9カ国の国債格付けを引き下げたことを受けて衝撃が走りましたが、
株価に関しては、いったん織り込み済みの反応を見せています。
13日のNYダウは一時160ドルの大幅安を見ましたが、
引けは48ドル安の1万2422ドル。
欧州市場も、格下げのフランス株が0.1%の小幅安にとどまったのをはじめ、
総じて安定した値動きを見せていました。
ただ、だからといって安心は出来ない。
S&Pの格下げで、欧州債務に対する懸念が改めて強まったのは事実ですし、
イランの核保有問題を契機に、中東での地政学的リスクも残ったままです。
また、本格化する米企業決算が、相場の頭を抑える可能性もあります。
先週の東京市場は、日経平均が発会以来の8500円を示現して引けましたが、
このまま順調に回復軌道を描くと見るには、環境が不透明。
シグナル転換価格を抜けてくるまでは、下値メドに向かう波動とお考え下さい。
シグナル転換ポイントを抜けてくれば大きな突込みはとりあえず想定しなくてよい。
抜けてくるまでは2月の最重要変化日まで注意が必要である。
週明け一番で始まるオセアニアの外為市場では
フランス国債の格下げを受けてユーロ円が97円台前半まで買い進まれています。
朝方、反落して始まるのはやむを得ないとして、
今日の東京市場は、為替にらみで神経質な相場展開となること予想されます。
流れは、引き続き「森よりも木を見て」といったものになると思いますが、
業種別のグラフを見ると、鉱業、建設、陸運、卸売、倉庫といった業種に
波動が出ていますから、デイトレ組みは今週もこうした旬な業種・銘柄に
対象を絞込み、機敏な対応で臨むようにしましょう。
今日は寄り前に11月の機械受注が出てきます。
日経の予想は、船舶・電力除く民需でプラス5.1%。
ひとまずは、これが強く出るか弱く出るかが、ポイントになります。
外資系注文は8日連続の売り越し。
本日の日経先物の注目ポイントは、上 8460円。下 8360円。
13日はSQ日だったことからSQ値を参考にした買戻しが入り陽線で引けた。
本日、陰線を形成してくれば明日以降徐々に下値を切り下げるパターンとなるので
本日のチャート足は大事である。
・8450円があれば売り狙い。
8450円 ⇒ 8410円 40円幅売り狙い。
寄り前に発表された11月の機械受注は市場予想を大きく上回る
14.8%の増加でしたが、市場の反応はありませんでした・・・。
ユーロ円の大幅円高を嫌気して、全般が安く寄付いた後は
じり安の展開となっています。
前引けの日経平均は128円安の8371円。
出来高は7億5356万株。売買代金3998億円。
騰落銘柄数は上昇・286、下降・1239となっています。
指数を見るとため息をつきたくなるような動きですが、
救いは、局地的ながら個別一本釣りの動きが残っていることでしょうか。
この日、物色の俎上に上がったのは、橋梁・道路を中心とする小型の復興関連株。
日本橋梁が一時ストップ高に急伸していたほか、
日本道路も20%を超える大幅高を示現していました。
建設セクターは、薄商いにも関わらず、鹿島、大成といった
ゼネコンクラスも逆行高を演じています。
今年の日本経済は、比較的堅調な展開になるのではないかと見られています。
それは、何度もご説明しましたように巨額の公共事業が
震災復興に投じられるためです。おカネが落ちるところの株価は動く。
こうしたセクターが、現実買いの視点から人気を集めるのは理論上、当たり前。
また、円高を背景に他のセクターが極めて買いにくい状況になっているのも、
復興関連へ人気が集中化する背景になっています。
欧州の国債格下げを嫌気してアジアの株式も軒並み安く寄り付いています。
今夜はキング牧師誕生日のため、NY市場が休場ですし
後場も安値圏でのもみ合い相場となることが予想されます。
復興関連株を素材にした個別一本釣りの動きは、
後場も手を変え品を変えで繰り広げられるものと思われますが、
外部環境の悪化から資金の流れはより高速化していますし、
動きに付くとしても全力投球は禁物。無理はしないように・・・。
チャートを見る感じでは、三協立山(3432)のチャートと出来高が面白い。
137円をメドにまずは打診買いで・・・。
新日本理化(4406)も上値ポイントを抜けてきそう!
調整日数から考えると押し目を作りながら上がるでしょうから
ゆっくり買い狙いしていきましょう!
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